エアロフォンのアンブシュア 初心者の試行錯誤の記録

エアロフォンのアンブシュア 初心者の試行錯誤の記録

こんにちは、しゅうこです。

しゅうこ
しゅうこ

エアロフォンのくわえ方(アンブシュア)、本当に難しいですよね。

私自身、まったくの管楽器初心者でエアロフォンを始めました。その中でもアンブシュアはかなりの強敵で、いまだに試行錯誤を続けています。

管楽器の経験がないと口まわりの筋肉が育っていないので、最初からうまくいかないのは、ある意味当然のことなんです。

この記事では、始めた当初から現在まで、私がアンブシュアをどう試行錯誤してきたかを時系列でご紹介します。

くちびる噛み期・梅干し期・息もれ改善期と、各時期の悩みと変化をまとめました。

初心者の体験談なので間違いもあるかもしれませんが、同じように悩んでいる方の参考になればうれしいです。まずは目次から、気になるところをのぞいてみてください。

アンブシュアと並んで、初心者のうちに見直しておきたいのが本体の設定です。あわせてこちらもどうぞ。

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アンブシュアとは

まずは「アンブシュアとは何か」を、かんたんに整理しておきましょう。

アンブシュア(フランス語:embouchure)とは、管楽器を演奏するときの口の形や、口まわりの筋肉の使い方のことです。

エアロフォンはマウスピースがリード型なので、サックスのアンブシュアに従うのが一般的とされています。

公式の「ソング&ガイドブック」(P8)では、くわえ方について次のように説明されています。

  • マウスピースの先端から1cmくらいのところを、上下の唇と歯で軽くくわえる
  • 通常のサックスと同じように息を吹き込んで発音する
  • 強くくわえすぎないように注意する

また「エアロフォン くわえ方」で検索すると出てくる、オンライン音楽教室Phonim Musicのページでは、次のように紹介されています。

  • 下の歯を下唇で巻き込み、マウスピースの下に当てる
  • 上の歯はマウスピースの上に直接当てる
  • 口の両脇から空気が漏れないように締める

アンブシュアのポイント

本やネットで色々調べてみると、初心者がまず押さえておきたいポイントが見えてきました。

  • 下唇を巻き込む方法(シンリップ/thin lip)で吹いている人が多い
  • 下唇を巻き込まない方法(ファットリップ/fat lip)でもよい
  • 下あごに“梅干し”は作らない方がよい、と言っている人が多い
  • 口の形は「イ→ウ」の中間くらいで、唇の上下左右からマウスピースを包み込む
  • 上の歯の位置はマウスピースの先端から1cmくらい

他にもポイントはたくさんありますが、初心者が始める際の情報量としてはこのくらいでしょうか。

ここからは、エアロフォンを始めてから現在まで、私が試行錯誤を繰り返してきたアンブシュアの歴史をたどっていきます。

くちびる噛み期:0〜8か月

最初の時期は、とにかく下唇との戦いでした。

まずは下唇を巻き込むシンリップを試しましたが、どうしても下唇を噛んでしまい、痛くて10分程度しか練習できない状態が続きました。

頑張りすぎると血がにじんだりしてつらかったです。正直、この時期に挫折しかけました。

空気が漏れないようにするには、唇の上下左右からマウスピースを包み込む必要があります。しかし、左右から締める力は今まで使ったことがなく、どうしても上下の力に頼らざるを得ませんでした。

また、演奏姿勢が悪かったことも、下唇を噛みすぎる原因のひとつになっていました。

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梅干し期:8〜12か月

痛みに耐える日々が続き、「これは何かが間違っている」と気づいた時期です。

痛くて10分しか練習できないなんて何かが間違っていると思い、シンリップを一度諦めて違う方法を試してみることにしました。

初心者が何も考えずにマウスピースをくわえると、唇は自然とファットリップのようなくわえ方になります。ファットリップ風にしてから噛みすぎることが減り、練習時間も伸びて楽しくなってきました。

ただ、左右から締める力が足りず上下の力に頼ってしまう結果、下あごに“梅干し”ができるようになりました。

ネットでは「いい音が出るなら“梅干し”はあってもいい」という情報もありましたが、様々なサックスプレイヤーの画像を見ても“梅干し”はないことが多く、先生からも下あごに力が入りすぎているとアドバイスをもらいました。そこで、“梅干し”と戦うことを決意しました。

下顎の梅干し

梅干し克服期・息もれ改善期:12か月〜26か月(2024年8月ごろ)

“梅干し”との戦いと、新たに浮上した「息もれ」との戦いが重なった時期です。

“梅干し”を改善するということは、上下方向の力に頼れなくなるということです。左右方向の力もまだ弱く、マウスピースの隙間からの息もれがひどくなりました。

“梅干し”と戦いながら、息もれにも悩む時期が長く続きました。

マウスピースの個体差

“梅干し”問題でアンブシュアを本格的に見直そうと思い、くわえる練習用にマウスピースをもうひとつ買ったところ、マウスピースに個体差があることに気づきました。

本体に付属していたマウスピース(2022年6月購入)に比べて、追加で買ったマウスピース(2023年3月購入)はティップオープニング(マウスピースの先端とリードの先端の間にできる隙間)がやや狭く、そちらに変えてから多少息もれが少なくなりました。

エアロフォンのマウスピース2種の比較

エアロフォンのマウスピースはリード型ですが、リード部分もプラスチックなのでやや硬めです。

アンブシュアがしっかりできていればどちらでも問題ないのでしょうが、初心者には開きが狭いほうが扱いやすかったです。

息もれ量の推移(体感)

あくまで体感ですが、時期ごとの息もれ量はこんなふうに変化してきました。

時期息もれ量(体感)
梅干し期4分の1くらい
梅干し克服期(前のマウスピース)2分の1くらい(ものすごいロスで、息がほとんど続かない)
梅干し克服期(新しいマウスピース)3分の1くらい(それでもだいぶロス)
現在5分の1〜6分の1くらい

2024年8月(エアロフォンを始めて26か月)の時点で、“梅干し”はほとんどできなくなり、息もれもだいぶ減ってきました(前のマウスピースでは、いまだにかなり息もれします)。

それでも長時間練習したり体調が万全でないときは、下唇を噛んだり“梅干し”を作ったりしますし、息もれも増えます。そんなときは一度休憩するか、その日は無理せず練習を切り上げています。

シンリップ再挑戦期:24か月〜現在

一度は諦めたシンリップに、もう一度向き合うことになった時期です。

シンリップを諦めてファットリップ風に変更し、“梅干し”対策や息もれ対策を行ってきました。現在の私のアンブシュアは、ほぼファットリップだと思われます。

“梅干し”は概ね克服できたものの、もう少し息もれを減らしたいと思っていたところ、先生からシンリップをすすめられました。久しぶりにやってみると、息もれがほぼゼロになる瞬間があり、再挑戦しようと思いました。

現在はシンリップを試していますが、頑張りすぎるとすぐ下唇が痛くなるので、焦らず少しずつやることにしています。

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ここまでの試行錯誤を経て、私が大切だと感じていることをお伝えします。

「くちびる噛み期」を経験して以降、アンブシュアだけでなく「痛いときは何かが間違っている」と考えるようにしています。唇だけでなく肩・首・腰・手首・指など、様々な痛みに直面してきました。

気力と根性だけでは解決しないため、「痛くならない方法があるはず」と、その都度改善方法を探ってきました。

その際には、やはり先生の存在が非常に大きかったです。相談できる人がいなければ、おそらく「くちびる噛み期」で挫折していたでしょう。挫折の一歩手前で救ってくれた先生には、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。

インターネット上にも情報はたくさんありますが、実際にアドバイスをもらうと全然違います。ですので、初心者の方にはレッスンがおすすめです。

悩んでいる方は、一度専門家に見てもらうと、新たな発見があるはずです。

まとめ

初心者がアンブシュアに試行錯誤してきた様子を紹介しました。

始めた当初から現在まで一貫して、マウスピースを唇の左右方向から締める筋力を育てるのに、とても苦労しています。

いまだに油断すると上下の力に頼って、下唇を噛んだり“梅干し”を作ってしまいます。

CHECK!
  • くちびる噛みが続くときは、姿勢や力の方向を見直してみる
  • “梅干し”は上下の力への依存が原因になりやすい
  • マウスピースには個体差がある場合がある
  • 痛いときは無理せず休憩を。「痛くない方法があるはず」と考える
  • 先生やレッスンを活用すると、上達のヒントが見つかりやすい

口の形や筋力、練習時間など様々な要因があり、できるようになるスピードには個人差があると思いますが、技術の習得には時間がかかることを実感しています。

焦らず少しずつ練習していると、ある日「あれ?ちょっとできてる!」と感じる日が必ずやってきます。一緒に頑張っていきましょう。

この記事が、少しでも誰かの参考になればうれしいです。