発表会で焦らないための事前準備と緊張との付き合い方
こんにちは、しゅうこです。
先日、私が通っている島村楽器で、サックスとデジタル管楽器合同のサロンコンサート(発表会)がありました。年に数回行われるイベントです。
エアロフォンを始めて約4年(2026年5月時点)、徐々に慣れてきましたが、毎回緊張します
「本番で指が動かなくなったらどうしよう」「機材の音が突然出なくなったら焦るなぁ……」など、人前で演奏するとなると不安になってしまう方も多いのではないでしょうか?
ステージで失敗するのは誰だって怖いです。でも、しっかりとした「事前の備え」と「ちょっとした心の持ち方」で、本番の焦りをぐっと減らすことができます。
そこで今回は、私が実践してきた「発表会に向けた入念な事前準備」や「本番での緊張とうまく付き合うためのマインドコントロール法」について、私なりの具体的な解決策をシェアします!
これから初めて発表会に出る方や、本番でいつも焦ってしまう方の不安が、少しでも軽くなれば嬉しいです。
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発表会に出る理由
まずは、私がなぜ緊張すると分かっていながら発表会に出続けるのか、その理由をお話しします。
人に聴いてもらえると嬉しい
エアロフォンに限らず、楽器の演奏は本当に楽しいものです。
ひとりで黙々と練習して、上達を実感するのも嬉しい時間ですよね。でも、少し演奏できるようになってくると「誰かに聴いてもらいたいな」と思い始める方も多いのではないでしょうか。
最近はFacebookやYouTubeなどのSNSに「演奏してみた動画」をアップして、手軽に聴いてもらう方法もたくさんあります。
その中で私は、年に数回ある発表会という場を選び、先生や家族、他の会員さんたちに練習の成果を聴いてもらっています。
毎回緊張しますし、もちろん間違えることもありますが、うまく演奏できたときの達成感はひとしおです。
また、他の出演者の演奏を聴いて「かっこいい!私もあんな曲を演奏してみたい」「素敵な音色だな」と、たくさんの刺激をもらえます。
これが「さらに練習を頑張れる」という良い循環を生み出しています。
コミュニティが広がる
普段のレッスンは先生とマンツーマンなので、他の会員さんと知り合う機会はなかなかありません。
しかし発表会に出ると、気さくに声をかけてもらったり、自分からも勇気を出して声をかけたりできます。そこから音楽の話で盛り上がり、様々な情報交換ができるようになりました。
同じ趣味を持つ仲間が増えるのは、本当に嬉しいことです。
家族や職場とはまた違う「新しいコミュニティ」ができて、自分の世界が広がります。
「人見知りだけど、本当は誰かと交流してみたい…」(←私)という方にこそ、勇気を出して一度発表会に出てみることをおすすめします!
事前準備
本番で実力を出すためには、事前の練習と機材の準備が欠かせません。
練習する
仕事や家事で疲れていると、練習が難しい日もありますよね。でも、エアロフォンは自宅で練習できるのが非常に大きなメリットです。
ヘッドホンをつければ、朝でも夜でも時間帯を気兼ねすることなく、存分に練習に打ち込めます。
私はいつも、完璧な仕上がりには届かなくても、「できるところまで悔いなくやりきった!」と思えるまで練習を重ねて本番に臨むようにしています。
ただ、完成度が上がってくると、なぜか「今まで一度も間違えたことがない部分」で突然ミスをして焦ることがあります。不思議ですよね。
そのため、本番では「どこで間違えるか分からない」と常に意識し、集中するようにしています。
また、ミスをしても途中で止まらない工夫も重要です。本番は伴奏は止まってくれないので、間違えてもすぐに復帰できるよう、曲の途中にいくつかの「合流ポイント」を決めて練習しておくと安心です。
- 冬の対策:緊張で手が冷たくなるのを想定し、あえて少し寒い部屋で練習して「手が冷えた状態」を疑似体験する。(本番当日はカイロで温めます)
- 夏の対策:やや長めに練習し、その負荷がかかった状態から本番を想定して通し練習をする。
自宅でアンプから音を出して練習する環境を整えたい方は、機種選びの参考にこちらもどうぞ。
持ち物
エアロフォンは電子楽器です。そのため、電気系統の予期せぬトラブルで「音が鳴らない!」という可能性がゼロではありません。
だからこそ、当日の持ち物は念には念を入れて準備します。
エアロフォン本体とアンプ、それぞれのACアダプターはもちろん、予備の充電池も必ず持参します。本体とアンプを繋ぐケーブルは予備を用意し、電源が遠い場合に備えて延長コードも持っていきます。
「いくらなんでも心配しすぎでは?」と思われるかもしれません。しかし、私がここまで入念に準備するようになったきっかけがあります。
楽器の種類は違いますが、人前で演奏するプロとしての心構えとして、ものすごく感銘を受けた動画です。
(視聴したのがずいぶん前で、実際の動画は見つけられませんでした)
なつばやし先生が動画内で語っていた、人前で演奏する際の心構えがこちらです。
- 不測の事態が起きても大丈夫なように、現場には早めに到着する
- 機材トラブルが起きたときに人のせいにしなくて済むように、可能な限り自分で機材を準備する
特に「機材トラブルを人のせいにしない」という視点は、それまで考えたこともなかったので衝撃を受けました。
最初からすべてを自分だけで完結できるように備えておけば、万が一トラブルが起きてダメだった時でも「これだけ準備して作動しないなら仕方ない」と、素直に諦めがつきます。
発表会当日に向けて、忘れ物がないよう持ち物を整えておきたい方は、こちらのチェックリストも参考にしてください。
\ 自宅練習からミニライブまで使えるおすすめアンプ /
本番
どれだけ準備をしても、本番のステージには独特の空気が流れます。ここからは当日のマインドコントロール法です。
緊張との付き合い方
私の場合、本番当日の朝からそわそわと緊張が始まり、出番が近づくにつれて加速し、演奏中が緊張のピークに達します。
これまで何回か発表会を経験してみて、緊張の度合いそのものが軽くなることは正直ありません。ただ、「今、自分は緊張しているな」という状態自体には少しずつ慣れてきた気がします。
実は、演奏中の集中力を高いレベルで保つためには、ある程度の緊張感が必要不可欠です。
緊張を敵視して排除しようとするのではなく、「これだけしっかり練習してきたんだから大丈夫!」と心の中で受け入れ、自分に言い聞かせるようにしています。
ステージに立ったら、演奏を始める前に必ず次の2つを実践しています。
- 両足でしっかりと大地を踏みしめて立つこと
- 大きな深呼吸をひとつして、肩の力を意識的に抜くこと
本番真っ最中はどうしても頭から抜け落ちてしまうので、私はこの2点を忘れないよう、楽譜の目立つ場所に大きな文字で書き込んでいます!
集中力の持続方法、冷静さを保つ方法
演奏している最中、ふと頭の中に別の雑念がよぎった瞬間にミスをしてしまうことがあります。
特に、「ここは見せ場だから盛り上げよう!」「かっこいいところを見せたい!」などと欲を出した途端、手元が狂って間違えるケースがほとんどです。
どうすれば本番中に集中力を切らさずにいられるのか、レッスンの時に先生にコツを聞いてみました。
- 感情を入れすぎず、淡々と冷静に楽譜を追っていく
「盛り上げよう」と余計な色気を出さないよう、楽譜にあらかじめ強弱記号や表現を細かく書き込んでおき、当日はただその指示通りに忠実に指を動かします。 - 常に少し先の楽譜を「先読み」する
今鳴らしている音ではなく、少し先を見ておくことで、次の運指の準備がワンテンポ早く整い、演奏がバタバタしにくくなります。
また、演奏がスタートする前に、楽譜の一点などをじっと見つめて視野を固定すると、スムーズに曲の世界に入り込みやすくなるのでおすすめです。
間違えたときは
どれほど練習で完璧に吹けていたとしても、本番のステージで一音のミスもなく演奏しきれることは本当に稀です。
もし途中で音を間違えてしまっても、決して演奏を止めず、何事もなかったかのように前を向いて進みましょう。
ミスを引きずって頭の中で反省を始めてしまうと、一気に集中力が途切れて次のミスを誘発します。振り返りや反省会は、すべての演奏が終わってステージを降りてからにすれば大丈夫です。
この「間違えても止まらずに進む」というのは、普段の自主練習の段階から常に意識しておくことで、本番でも自然に対応できるようになります。
そして、意外な盲点となるのが「いつも練習で失敗していた難所が、本番で奇跡的にうまくいった時」です。
「やった!成功した!」と心の中で歓喜した瞬間、ホッとして集中力がフッと抜け、その直後の何でもない簡単なフレーズで間違える…というのはよくあるパターンです。
非常に難しいことではありますが、うまくいった時も、失敗した時も、一喜一憂せずにただ淡々と演奏を続けること。これこそが、最後まで崩れずに吹ききる最大のポイントです。
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まとめ
人前で演奏する際に、私が普段から意識している心構えや、実践している事前準備についてご紹介しました。
たとえ本番で思うように吹けず、悔しいミスをしてしまったとしても、自分が一生懸命練習してきた成果を誰かに聴いてもらえるというのは、本当に幸せな時間です。
ステージの裏側には、自分と同じように毎日必死に練習を重ねてきた仲間が互いに緊張を抱えながら待機していて、それぞれの演奏をみんなで応援し、称え合う。
そんな温かくて素敵な発表会に参加すると、「また次の本番に向けて頑張ろう!」という新たなモチベーションが湧いてきます。
今の私はまだ自分の指と息をコントロールするだけで精一杯で、ステージ上で演奏を心から楽しむほどの心の余裕はありません。
それでも、常に謙虚な気持ちで舞台に立つことを忘れず、これからも大好きなエアロフォンを長く楽しんでいきたいと思います!