譜面台の選び方 種類別の特徴とおすすめをやさしく解説
こんにちは、しゅうこです。
これからエアロフォンを頑張って練習するぞ〜!
そんなふうに思った時、あると格段に練習がはかどる便利なアイテムがいくつかあります。
前回の記事では、私が実際に使ってよかった購入おすすめ品を4個(マウスピースパッチ、譜面台、スタンド、ガイドブック)ご紹介しました。
今回は、そのおすすめ品の中から「譜面台」をピックアップして、種類や特徴、選び方について分かりやすく解説します!
「譜面台ってどれを買えばいいの?」と迷っている方の参考になれば幸いです。
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目次
譜面台の種類
譜面台は大きく分けると3つのタイプに分類できます。
3種類ともすべて、実際に私が自宅や音楽教室、発表会などで使用して感じたリアルな特徴と感想をまとめました。
参考にしてみてください。
楽譜を置く場所が枠(フレーム)タイプ
細いスチールやアルミの枠組みで作られている、定番の折りたたみ式譜面台です。
- コンパクトに折り畳みできて持ち運びがしやすい
- 盤面(楽譜を載せる面積)は小さめ
- 価格が比較的安く、手に入れやすい
- 本体が軽すぎると、少しぶつかった時の安定感に欠ける場合がある
楽譜を置く場所が板(プレート)タイプ
楽譜を載せる部分がしっかりとした一枚の面(または穴あきプレート)になっているタイプです。
- 持ち運ぶにはやや重く、基本的には「自宅での据え置き」に向いている
- 盤面がちょうど良い大きさで、複数冊の本もしっかり支えられる
- しっかりした作りのわりにお手頃な価格帯が多い
- 楽譜だけでなく、ノートPCやタブレット、プロジェクター置きとして多目的に使えるモデルもある
3. 据え置き専用(マンハセットManhasset)タイプ
吹奏楽やオーケストラ、音楽教室などで使用される、定番ブランドの最高峰譜面台です。
- 折りたたみ不可で重いため、完全に「据え置き専用」
- 盤面がかなり大きめでプロ仕様の安心感
- 価格は1万円以上とかなり高価
- ネジを使わずに片手で上下するだけで「高さ調節」が瞬時にできる
詳しい特徴を比較
3つのタイプ別に、気になるスペックや機能の違いを一目で分かる一覧表にまとめました。
表の各項目(青文字)をクリックすると、詳細な解説エリアまでスキップして読むことができます。
| 項目 | 枠(フレーム) | 板(プレート) | マンハセット |
|---|---|---|---|
| 1. 持ち運び | 〇 | △ | × |
| 2. 重さ | 1kg前後 | 2kg弱 | 2.5kg前後 |
| 3. 盤面の大きさ | A3より小さい | A3と同じくらい | A3より一回り大きい |
| 4. 置く幅(厚み) | 2cm程度 | 5cm程度 | 6cm |
| 5. 高さの変えやすさ | 〇 | 〇 | ◎ |
| 6. 楽譜への書き込み | △〜〇 | 〇 | 〇 |
| 7. ページストッパー | あり | あり | なし |
| 8. 小物を置くラック | なし | 後付け可能(付属モデルあり) | ラック付きモデルあり |
| 9. 価格の目安 | 2000円前後 | 4000〜5000円 | 10000円以上 |
1. 持ち運びやすさ
外での練習やサークル活動など、持ち運ぶ機会が多い方は、折りたためるフレームタイプがおすすめです。
プレートタイプも折りたたみ仕様の製品はありますが、フレームタイプほど極小・軽量にはならないため、自分の楽器に加えて持ち歩くには重いです。
マンハセットは分解・折りたたみができないので、自宅や練習スタジオに置いておく専用となります。
2. 本体の重さ
フレームタイプには大きく分けて「アルミ製」と「スチール製」があり、アルミ製の方が格段に軽いです。
軽いほうが持ち運びは圧倒的に楽ですが、逆に重い方が安定感が増すというメリットがあります。少し身体や楽器が当たってしまった時でも、ある程度重さがある方がバタンと倒れにくいので安心です。
3. 盤面の大きさ
それぞれの盤面サイズを、一般的なA4本や少し大きめの楽譜本と比較してみます。
楽譜本は一般的なA4用紙よりも少し大きく作られていることが多いです。
目安として、フレームタイプはA3(A4見開き)より小さいサイズ感、プレートタイプはA3ぴったりサイズ、マンハセットはA3よりもさらに一回り大きいサイズです。
| 対象・製品名 | 盤面の寸法 | 楽譜を置く奥行(厚み) | 本体の重さ |
|---|---|---|---|
| A4の本 | 縦30 × 横21cm (見開きA3:横42cm) |
ー | ー |
| 一般的な楽譜本(A4よりやや大きいことが多い) | 縦30.5 × 横23cm (見開き:横46cm) |
ー | ー |
| フレームタイプ(盤面が小さいほど軽い傾向) | 縦25cm前後 × 横45〜50cm | 2cm程度 | 800g〜1kg |
| プレートタイプ | 縦31 × 横43cm前後 | 5cm | 2kg前後 |
| マンハセット M48(標準) | 縦32 × 横51cm | 6cm | 2.4kg |
| マンハセット M50(ラック付) | 縦37 × 横51cm | 6cm | 2.6kg |
4. 楽譜を置く場所の奥行(厚さ)
楽譜本の分厚さにもよりますが、受け止める奥行(棚幅)が2cm程度しかないフレームタイプは、薄い教則本や楽譜ファイル2冊が限界かなという印象です。
対してプレートタイプは棚幅が5cm近くあるため、3〜4冊まとめて乗せておいても大丈夫です。
マンハセットは棚幅自体は広くてしっかりしていますが、次に解説する「ストッパー」の関係で、厚い本を置く際には注意が必要です。
5. 高さ調節のしやすさ
フレームタイプやプレートタイプは、支柱にあるネジを緩めて高さを調整し、また締めるというステップが必要なため、両手を使って微調整を行う必要があります。
その点、マンハセットの一番のポイントは、この高さ調節の圧倒的なイージーさにあります!
土台を足で軽く押さえ、楽譜を置くプレート部分を片手で上下にグッと押したり引いたりするだけで、ネジを一切触らずに理想の高さでピタッと固定されます。
音楽教室やアンサンブルなど、身長の違う複数の人が使ったり、立奏・座奏を切り替えたりするシーンにおいて、このノーストレスな高さ調整機能は素晴らしいです。
6. 楽譜への書き込みやすさ
練習中、アドバイスや注意点を楽譜に書き込む機会は多いですよね。
フレームタイプは骨組みの枠しかないため、ペラペラのプリント1枚だけだとペンが貫通してしまい書き込みしづらいです(しっかりした本や厚手のファイルなら問題ありません)。
プレートタイプやマンハセットは、背面にしっかりとした板があるため、快適に書き込みができます。
7. ページストッパー(ページ押さえ)
ページストッパーとは、譜面台の棚部分の根本についているバネ式の細い金属の棒です。左右からページを押さえてくれるので、めくれたり閉じたりするのを防いでくれます。
超優秀なマンハセットですが、「ページストッパー」がありません。そのため、本を開いて置く場合は別途楽譜クリップ等が必要になります。
マンハセットはもともと、コンサートなどで素早くスムーズにページがめくれるように作られています。
8. 小物を置くラック(棚)の有無
チューナー、メトロノーム、筆記用具といった小物を手元に置いておけるラックがあると、練習の効率が上がります。ラックがない場合、楽譜の下のわずかな隙間に鉛筆を置くことになりますが、ページをめくる時にポロッと落ちてストレスになります。
私は自宅のプレートタイプ譜面台に、後付けできる社外品ラック(ヤマハ YAMAHA 譜面台ラック MS-RKDX)を取り付けて、鉛筆やメトロノームをおいています。
※こちらのヤマハのラックは、現在ネット通販等で少し手に入りにくくなっているようですが、楽器店の実店舗などではおいてある場合が多いです。
その一方で、最初から下にラックが一体化しているラック付きのマンハセット(M50)の鉛筆の取りやすさは最高です!
ちなみに、マンハセットの標準モデル(M48など)を使っていて「やっぱり小物を置きたいな」となった場合は、後付けできる純正アクセサリー「シェルフ M1100」という拡張棚もあります。
9. 価格の目安
最もお手頃なのは折りたたみフレームタイプで、2,000円前後から十分なものが手に入ります。次にプレートタイプが4,000〜5,000円ほどです。自宅用として最適です。
最高峰のマンハセットはさすがのプロ仕様ということもあり、1万円〜と高価です。
まとめ
譜面台の3つのタイプ別の特徴を詳しくご紹介しました。
選び方の結論として、私のおすすめスタイルは以下の通りです!
- 自宅で据え置きメインで使うなら:頻繁な高さ調整は不要なので、楽譜本を何冊か置ける「プレートタイプ」
- スタジオやレッスンに持参するなら:軽くてコンパクトにバッグに収まる「フレームタイプ」
用途に合わせて、自宅用にプレートタイプ、持ち運び用に軽量なフレームタイプと2台を使い分けるのがいいと思います。
マンハセットは素晴らしい品質と片手での高さ調整が最大の魅力ですが、ストッパーがない点や、自宅用なら、そこまで高級なものでなくても十分まかなえるというのが、両方使ってみた私の正直な感想です。
譜面台があるだけで演奏環境が劇的にレベルアップします。
ぜひお気に入りの一台を探してみてくださいね!